世界の葬儀の歴史

葬儀は日本をはじめとして世界各地で行われている儀式です。各宗教によってもその方法は異なり、いずれの方法も長い年月を経てその様式を変えながら今の在り方となっています。ここではそんな葬儀の歴史について少し紹介していきます。

現在分かっている中で最も古い葬儀は、イラク北部にあるジャニダール洞窟で発見された葬儀跡です。この洞窟には約6万年前に生息したとされるネアンデルタール人の骨が見つかっており、またその周辺には植物の花粉が見つかっています。その洞窟には花粉が見つかるはずのないことから、当時のネアンデルタール人が死者を弔うために花を置いたのではないかとされています。
葬儀の方法は国や文化、宗教によっても大きく異なります。例えば日本はほとんどの場合、遺体を火葬するのですが、宗教によっては土葬したり、遺棄葬にしたりする場合もあります。特に日本が火葬文化となっているのは、仏教の影響が強いと言えます。

世界の葬儀を見てみると火葬は意外と少ないものです。例えば身近な国である韓国では土葬と火葬の割合がおよそ半分ずつとなっており、アメリカやヨーロッパは土葬の割合の方が圧倒的に多くなります。これはキリスト教が大きな影響を与えています。キリスト教は死者の復活が信じられており、遺体を焼くことは復活できないことにつながるのです。ただしプロテスタントは火葬の割合の方が多いようです。
世界的な葬儀の歴史の大部分は、宗教による影響が強いということが見てとれると思います。