日本の葬儀の歴史

日本において葬儀は大昔から行われています。日本最古の書物である日本書紀にもかつての葬儀の在り方が記録されており、葬儀は遅くともそのころから既に行われていることが分かります。ここでは日本における葬儀のルーツについて紹介していきます。

大昔に行われていた葬儀の在り方は、現在のそれとは大きく異なるものでした。現在の葬儀は火葬が基本となっていますが、かつての日本では儒教などの影響もあり、土葬が一般的でした。火葬へと変化するのは仏教が伝来した後の話で、仏教において肉体は借り物に過ぎず、重要視されていないことに由来します。
火葬が登場するのは7世紀になってからで、その当時は天皇やその他皇族のみが中心となって行われており、一般庶民は未だ土葬が中心でした。その後、政府が仏教を積極的に取り入れたことによって現在のような火葬文化が根付きました。
また、火葬が普及するきっかけとなった事象に明治時代の伝染病予防がありました。火葬は小さなスペースに遺骨を納めることができる上、肉体を燃やすことにより衛生的にも非常に大きなメリットも持っています。

世界にはたくさんの葬儀がありますが、日本はその中でも仏教色の強い作法となっています。現代における日本人の火葬率は99%以上となっており、その割合は世界一となっています。しかしながら、日本は八百万の神というように多くの神様を崇める文化となっており、人によっては異なる宗派の葬儀を行う家庭もあるようです。